下肢(股、膝、足など)

坐骨神経痛

高林 孝光
監修者 高林 孝光
坐骨神経痛

このコンテンツにたどり着いたあなたはきっと、お尻から足が痛くて長時間歩けない、お尻から足が痛くて長時間同じ姿勢で座れないなど「坐骨神経痛」の悩みを抱えているのではないでしょうか?

結論からお伝えすると、坐骨神経痛は「お尻から足だけ診ても治りません」。なぜなら、歩いたり、仕事したりは「全身運動」であり、お尻から足への負荷は全身運動によって左右されるからです。

アスリートゴリラ鍼灸接骨院には、整形外科で「腰から足」だけを画像診断(レントゲン、MRI、CT)して診ても治らなかった患者さんが年間約155人以上来院しています。そのすべての患者さん(100%)が、お尻から足以外の全身のどこかに必ず運動機能の問題を抱えていました。例えば「レントゲンでは異常なしと言われたが、実は股関節の硬さが原因でお尻の筋肉が正常に働いていなかったケース」がありました。坐骨神経痛で痛いのは「お尻から足」ですが、坐骨神経痛の痛みの原因は「お尻から足以外」にあります。

アスリートゴリラ鍼灸接骨院は、医師とは違う視点から体の問題を解決する「運動機能評論家」として日本で初めてメディアで認められました。大谷翔平選手がケガをした際に「アスリートのケガに詳しい専門家」としてテレビ東京系列「追跡LIVE!SPORTSウォッチャー」で医師とは違う視点からの解説が話題になりました。

あなたの「昨日までの治療」は変えられませんが「今日からの治療」は変えられます。坐骨神経痛の悩みを解消して試合で最高のパフォーマンスが発揮できるようにしていきましょう。

坐骨神経痛とは

坐骨神経痛とは、腰からお尻、太もも、ふくらはぎ、足先にかけて走る「坐骨神経」が圧迫や炎症を起こすことで、お尻から足に痛みやしびれが出ている状態を指す言葉です。頭痛や腹痛と同じで「病名」ではなく「症状名」です。

坐骨神経痛を分かりやすく例えるなら、家の中を通っている一本の長い電気コード(坐骨神経)がどこかで強く踏まれて、コードの先までビリビリしている感じだと思ってください。

坐骨神経痛の症状

お尻や足にかけてピリッとくる強い痛みやしびれが出る症状です。

症状は、片側に出ることが多く、腰よりも「お尻〜足」のほうがつらいと仰る患者さんが多いです。

主に症状が出る場所は、お尻、太ももの裏、ふくらはぎ、足先です。

坐骨神経痛の痛みの特徴

坐骨神経痛の痛みの特徴をまとめてみました。

  • ビリッと電気が走るような痛み
  • ジンジン、ジワーっとしびれる感じ
  • 焼ける、締め付けられるような違和感
  • 立つ、歩く、前かがみなどで悪化しやすいことがある

上記の痛みを抱えている場合はアスリートゴリラ鍼灸接骨院にすぐに相談してください。

坐骨神経痛の原因

坐骨神経痛の原因についてまとめてみました。

坐骨神経痛の原因には、骨・椎間板など構造由来、筋・軟部組織由来、その他の疾患由来があります。

骨・椎間板など構造由来

腰椎や椎間板などの変化で神経根や坐骨神経が圧迫、刺激される坐骨神経痛です。

代表的なものに、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、変形性腰椎症、腰椎すべり症などがあります。

筋・軟部組織由来

骨ではなく筋肉や靭帯の緊張、炎症で坐骨神経が絞扼される坐骨神経痛です。

代表的なものに、梨状筋症候群、殿筋群やハムストリングス周囲の筋緊張、瘢痕などがあります。

その他の疾患由来

頻度は低いですが、別の疾患が神経を障害する坐骨神経痛です。代表的なものに、糖尿病性神経障害、脊髄腫瘍、骨病変、感染、血腫などがあります。

上記が坐骨神経痛の主な原因です。

整形外科で加齢が原因ですと言われた方に伝えたいのですが、そのような原因はありません。

加齢だから仕方ない、と言われた方も諦めないで当院に相談してください 。

坐骨神経痛の多くの原因はお尻の筋肉の弱化による「神経の圧迫」です

坐骨神経痛は、お尻の筋肉(大殿筋)のクッションが薄くなって坐骨神経を圧迫した状態です。「お尻の筋肉が薄くなる」メカニズムを理解すると治りが早くなります。なぜなら「お尻の筋肉が厚くなる」と、座った時に坐骨神経が圧迫されないからです。当院に来院する梨状筋症候群の方は、ほとんどが立位体前屈で手のひらが床にピタッと着きません。

太ももの裏(ハムストリングス)が短縮すると骨盤が後傾する

立位体前屈で手のひらが床にピタッと着かない方は、太ももの裏(ハムストリングス)が短縮していて骨盤が後ろに引っぱられるので後傾します。

骨盤が後傾すると大腿骨が伸ばせなくなる(伸展)

骨盤が後傾すると後傾した骨盤が邪魔をして、大腿骨が後ろに伸ばせなくなります。

伸展ができなくなるとハムストと大殿筋の筋肉が弱化して筋肉が薄くなる

股関節伸展ができなくなると大殿筋の筋肉が弱化して筋肉が薄くなります。なぜなら、大殿筋は股関節が15度以上伸展された時に働く筋肉だからです。

筋肉が薄くなると座った時に坐骨神経が圧迫されて坐骨神経痛になる

大殿筋の筋肉が弱化して筋肉が薄くなると長時間座っていると痛くなります。なぜなら、大殿筋という筋肉のクッションが薄くなっているので梨状筋が圧迫されるからです。梨状筋のそばに坐骨神経があるので圧迫されて坐骨神経痛に炎症が起こります。

坐骨神経痛のチェック方法

坐骨神経痛のチェック方法についてまとめてみました。

坐骨神経痛のチェック方法

坐骨神経痛のチェック方法には、SLRテスト(下肢伸展挙上テスト)と前屈チェックがあります。

SLRテスト(下肢伸展挙上テスト)

仰向けで寝た状態で、片脚を膝を伸ばしたまま上に挙げたときの痛みやしびれを確認します。

仰向けで足を上げた時の痛みやしびれがあれば坐骨神経痛を疑います。

前屈チェック

立位体前屈の際に、腰に痛みと膝から下にしびれが出るかを確認します。

腰椎椎間板ヘルニアから起こる坐骨神経痛の場合は、立位体前屈をすると腰椎と腰椎の間の椎間板の前側が圧迫されて椎間板の中の髄核が後ろに突出して腰に痛みと膝から下にしびれが出るからです。

経験的にこれで平気な場合は、大殿筋の弱化から起こる坐骨神経のケースが多いです。

坐骨神経痛になりやすいスポーツ、職業一覧

坐骨神経痛になりやすいスポーツ、職業一覧についてまとめてみました。

坐骨神経痛になりやすいスポーツ一覧

坐骨神経痛は「どの競技か」より「どんな動きか」でリスクが決まります。

特に多いのは下記の動きが多いスポーツです。

  • 腰の前屈、伸展を繰り返すスポーツ
  • 体幹の回旋動作を繰り返すスポーツ
  • ジャンプや着地などで腰に衝撃が多いスポーツ
  • 長時間の前かがみや座位で腰から臀部が緊張し続けるスポーツ

これらが、腰椎椎間板や椎間関節、梨状筋などにストレスをかけ、結果として坐骨神経の圧迫や炎症につながりやすくなります。

例えば、坐骨神経痛のリスクが高い代表的なスポーツは次の通りです。

  • ゴルフ
  • 野球
  • テニス
  • バレーボール
  • サッカー
  • 体操
  • ダンス
  • ランニング

上記のようなスポーツ競技者がアスリートゴリラ鍼灸接骨院に来院しています。

坐骨神経痛になりやすい職業一覧

長時間の同じ姿勢と中腰、前かがみが多い仕事ほど、坐骨神経痛のリスクはかなり高くなります。

坐骨神経痛になりやすい職業一覧についてまとめてみました。

  • デスクワーク全般
  • 運転手(トラック・タクシーなど)
  • 介護・看護職
  • 美容師
  • 調理師
  • 販売などの立ち仕事
  • 建築・土木・引っ越しなどの肉体労働
  • 農業・園芸など前かがみ作業

上記のような職業の方がアスリートゴリラ鍼灸接骨院に来院しています。

坐骨神経痛を改善するために特に注目すべき筋肉

坐骨神経痛を改善するために特に注目すべき筋肉についてまとめてみました。

坐骨神経痛が治らないのは、もんでも、貼っても、塗っても触れない筋肉があって筋肉が緩められないからです。

触れる筋肉(大殿筋、ハムストリングス、腓腹筋)

触れる筋肉(大殿筋、ハムストリングス、腓腹筋)についてまとめてみました。

  • 大殿筋:お尻の最も外側にあり、歩行や姿勢を支える最大のクッションで触れる筋肉です。
  • ハムストリングス:太ももの後ろ側にある筋肉で触れます。
  • 腓腹筋:ふくらはぎの後ろ側にある筋肉で触れます。

触れない筋肉(梨状筋、後脛骨筋)

触れない筋肉(梨状筋、後脛骨筋)についてまとめてみました。

  • 梨状筋:大殿筋の奥深くにあって触れない筋肉で、股関節を外側に回す役割を担う小さな筋肉です。
  • 後脛骨筋:腓腹筋の深くにあって触れない筋肉で足元のアーチ(土踏まず)を支えています。

当院が坐骨神経痛を治療するために行っていること

当院が坐骨神経痛を治療するために行っていることは電気療法と鍼治療です。

電気療法

当院が電気療法を行う目的は「鎮痛効果」と「筋肉の緊張緩和」と「筋力強化」です。

鎮痛効果

筋肉、靭帯、腱、関節、神経などの炎症を抑える目的で使用しています。

当院では、低周波、干渉波、立体動態波、超音波、微弱電流、ハイボルト電流などを使用しています。どうしてこんなにたくさんの種類の電気を完備しているのか。それにはちゃんとした理由があります。

その理由は、筋肉、靭帯、腱、関節、神経などの効かせたい場所に適切なタイミングで適切な出力の効果を届けるには、それぞれに適した形状があるからです。坐骨神経痛のように、アプローチすべき組織が多岐に渡る場合に特に効果を発揮します。

特に、坐骨神経痛は、電気療法のかけ方が特殊で仙骨の穴(仙骨孔)から出る仙骨神経根が圧迫されると、臀部から下肢の痛み、しびれが出るので、圧迫を取り除く目的で仙骨孔に電気を流します。

アスリートゴリラ鍼灸接骨院の強みは坐骨神経痛に特化した医療機器を使用しているのでどこに行っても治らなかった方は一度、お試し下さい。

当院は、医療機器メーカーの伊藤超短波とテクノリンクに電気療法の講師を依頼された経験があります。坐骨神経痛の痛みを緩和させるための、医療機器を選択する知識や使いこなす技術が当院にはあります。

筋肉の緊張緩和

坐骨神経痛を治すためには、大殿筋、梨状筋などの筋肉の緊張を改善する必要があります。なぜなら、筋肉の緊張が取れないと神経の圧迫が取れないからです。

しかし、世の中には坐骨神経痛が改善せずに困っている方がいます。それは治療が届いていないからです。筋肉は、本のページのように層をなしていて、通常では触れない筋肉が存在しているのです。※「触れる筋肉」「触れない筋肉」は「身体運動の機能解剖」(医道の日本社)参照

要するに、触れない筋肉に、上手くアプローチできれば坐骨神経痛は早く改善します。

  • 触れる筋肉(大殿筋):お尻の表層にある「触れる筋肉」です。表層にある筋肉なので、手でもんだり、薬を塗ったり、湿布を貼ったりして治療ができる筋肉です。
  • 触れない筋肉(梨状筋):お尻の深層にある「触れない筋肉」は、深層外旋六筋の中の梨状筋です。大殿筋の下にある深層の筋肉なので手でもんだり、薬を塗ったり、湿布を貼ったりしても治せません。

当院の電気治療の技術なら、触れない筋肉にアプローチできます。

筋力強化

お尻周りを支えるために筋力を鍛える目的で使用しています。

いくら炎症を取り除いても、日常動作やスポーツに耐えられる強い筋力が無いと再発するからです。

坐骨神経痛の方は痛くてお尻の筋トレができません。なので、電気療法で炎症を取り除くのと同時に筋肉を電気療法で動かして筋力を強化していくことが必要です。

アスリートゴリラ鍼灸接骨院は、炎症を取り除くだけでなく「動いても痛くないお尻」を作ることも大事にしています。

鍼治療

当院の鍼治療の目的は「血流促進」です。

損傷した組織は血流が改善しないと修復に必要な栄養が届けられないからです。

「触れない筋肉(梨状筋)」や「仙骨孔」に対して、当院の鍼技術だからこそ届かせることができます。

鍼治療は、血流を良くする科学的根拠が確立されています。

鍼治療による血流改善のメカニズムには筋肉の緊張緩和、血管の拡張、自律神経の調整、鎮痛物質の分泌、身体の自然治癒力活性化、酸素供給と老廃物除去があります。

筋肉の緊張緩和

固まった筋肉が血管を圧迫し血流を悪化させるが、鍼で筋肉がほぐれ血流が促進します。

血管の拡張

鍼刺激により血管拡張作用のあるCGRPなどの物質が増加し血管が広がります。

自律神経の調整

鍼刺激により副交感神経が活性化されリラックス状態になり血流が回復します。

鎮痛物質の分泌

鍼刺激によりエンドルフィンやセロトニンなどの鎮痛物質が分泌され血管が拡張されます。

身体の自然治癒力活性化

鍼刺激により身体の回復メカニズムを促進し血流の改善につながります。

酸素供給と老廃物除去

鍼刺激により血流改善し酸素供給が増え、老廃物排出が促進され疲労回復を促します。

坐骨神経痛に関するよくある質問

坐骨神経痛に関するよくある質問についてまとめてみました。

坐骨神経痛はほっといても治りますか?

自然に治ることはほとんどありません。なぜなら、一時的に痛みが引くことはあっても、根本原因である「お尻の筋肉の減少(大殿筋の薄化)」や「骨盤の後傾」が解決していないからです。経験的に高確率で再発するか、徐々に悪化して重症化します。しびれや痛みが慢性化して神経が深く傷つく前に、早期の根本治療をおすすめします。

坐骨神経痛でやってはいけないことは何ですか?

痛みを我慢して無理に腰を曲げるストレッチや、痛む場所(お尻の奥の梨状筋など)をボールなどで強く押し潰すマッサージは絶対に避けてください。なぜなら、炎症を悪化させ、神経をさらに傷つける原因になるからです。また、長時間の座りっぱなしや冷えも症状を悪化させるため厳禁です。

坐骨神経痛は歩いたほうがいいですか?

歩くとお尻や足にビリビリとした痛みやしびれが出る(間欠性跛行など)状態のときは、無理に歩く必要はありません。なぜなら、まずは治療で炎症を抑えることが最優先だからです。動いても痛くない状態になってからは、経験的に、大殿筋をしっかりと働かせる正しいフォームでのウォーキングが、再発予防の筋力強化に効果的です。

坐骨神経痛のダメな座り方はありますか?

骨盤を後ろに寝かせて背もたれに寄りかかる「ずっこけ座り(仙骨座り)」は絶対にダメです。なぜなら、骨盤が後傾し、薄くなった大殿筋のクッションをすり抜けて、坐骨神経がダイレクトに圧迫されてしまうからです。椅子に座る際は、骨盤をしっかり立てて坐骨(お尻の骨の尖った部分)で座るよう意識してください。

坐骨神経痛を早く治す方法は何ですか?

「手では触れない深層の筋肉(梨状筋など)」の緊張を緩め、低下したお尻の筋力を電気療法などで安全に強化することです。なぜなら、一般的なマッサージや湿布、薬だけでは奥深くの神経圧迫を取り除くことができないからです。当院のように、深層に届く特殊な電気療法や鍼治療、そして再発を防ぐための筋力アプローチをトータルで行うことが、最速で改善する唯一の方法です。

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アスリートゴリラ鍼灸接骨院は、東京都足立区に開業して約20年の鍼灸接骨院です。
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高林 孝光
執筆者 高林 孝光

アスリートゴリラ鍼灸接骨院院長。1978年東京都生まれ。
はり師・きゅう師・柔道整復師の資格をもつ。「痛みには必ず原因がある」の治療理念のもと、延べ10万人以上を施術。バレーボールのJOCジュニアオリンピックカップ東京代表トレーナー、車椅子ソフトボール日本代表のチーフトレーナーを務めるなど多くのアスリートの治療実績をもつ。アスリートに最大限のパフォーマンスを発揮させる「運動機能評論家」。体調に不安を抱える人のほとんどがしゃがんだ時にかかとが浮いてしまう「かかと浮き現象」を日本で初めて発見。雪印メグミルクの「かんたん骨(コツ)体操」の考案・指導者。産経新聞「サクラス」の健康情報の連載記事監修。よみうりカルチャー北千住講師。主な著書に「しゃがめない人は不健康になる」(自由国民社)、「足が速くなる解剖図鑑」(エクスナレッジ)、「身長は伸びる」(自由国民社)などがある。

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