下肢(股、膝、足など)

膝に水が溜まる(膝関節水腫)

高林 孝光
監修者 高林 孝光
膝に水が溜まる(膝関節水腫)

このコンテンツに辿り着いたあなたは、膝に水が溜まったことによる、痛みだけでなく腫れや曲げにくさ、踏ん張りにくさが出やすいはずです。そのため選手にとっては、走る、止まる、切り返す、跳ぶ動きが不安定になることが大きな悩みなのではないでしょうか?あるいは病院で何度も注射で水を抜いても数日経つとすぐにまた水が溜まってしまう。そんな「膝に水が溜まる(関節水腫)」の悩みを抱えていませんか?整形外科や他の治療院で「年のせい」「軟骨がすり減っているから仕方ない」「痛くなったら水を抜きましょう」と言われたものの、根本的な解決に至らず、このまま歩けなくなるのではと不安な日々を送っている方も多いはずです。

結論からお伝えすると、膝に溜まる水は「膝だけを診ていても解決しません」。なぜなら、歩く、走る、階段を上り下りするといった動作はすべて「全身運動」であり、膝関節にかかる過剰な負担や摩擦は、骨盤の傾き、足首の柔軟性、そして足裏のアーチといった全身の連鎖の崩れによって引き起こされているからです。アスリートゴリラ鍼灸接骨院には、整形外科や他の治療院で「膝」にヒアルロン酸を注射したり、何度も水を抜いたり、マッサージをしたりしても治らなかった患者さんが月に42人以上来院しています。そのほとんどの患者さんが、膝関節だけでなく全身の運動機能に問題を抱えていました。「どこに行ってもすぐに水が溜まって困っていたが、当院のアプローチで嘘のように水が溜まらなくなった」というケースが数多くあります。

アスリートゴリラ鍼灸接骨院は、医師とは違う視点から体の問題を解決する「運動機能評論家」として日本で初めてメディアで認められました。フジテレビ系列「ホンマでっか⁉TV」には運動機能評論家として7回出演しています。大谷翔平選手がケガをした際に「アスリートのケガに詳しい専門家」としてテレビ東京系列「追跡LIVE!SPORTSウォッチャー」で医師とは違う視点からの解説が話題になりました。産経新聞「サクラス」では健康コーナーの連載を受け持っています。体の痛みに関連する著書には「ひざ痛がウソのように消える!1日40秒×2 ひざのお皿エクササイズ」(CEメディアハウス)、「1分でつらい痛みを解消する!ひざ痛これだけ体操」(宝島社)など20冊以上あり、運動機能の専門家として多くのメディアで紹介されています。

あなたの「昨日までの治療」は変えられませんが、「今日からの治療」は変えられます。「膝に水が溜まる=水を抜くだけ」という世間の常識は止めにしませんか?膝の水に悩まされる日々を終わらせ、日常やスポーツで最高のパフォーマンスが発揮できるようにしていきましょう。

膝に水が溜まる状態(膝関節水腫)とは

膝に水が溜まる状態とは、医学的には「関節水腫(かんせつすいしゅ)」と呼ばれます。本来、膝の関節の中には関節液という潤滑油が少量存在していますが、関節内で何らかの強い炎症が起きると、それを鎮めようとして免疫反応が働き、異常な量の関節液(水)が過剰分泌されて関節内に充満してしまう現象です。

分かりやすく例えると、自動車のエンジンオイルが摩擦熱によって異常高温になり、冷却水やオイルが漏れ出してタンク周辺にあふれ返っているような状態です。水を注射器で抜いても根本的な摩擦や炎症が治まっていなければ、再び水が溜まり続けるのはこのためです。

膝に水が溜まることによる症状

  • お皿のまわりの腫れ・パンパンな張り感:膝のお皿(膝蓋骨)のまわりがぼってりと腫れ上がり、正座をするとプニプニとした水が溜まっている感触や強い圧迫感がある。
  • 曲げ伸ばしの可動域制限:水が関節内に充満することで、膝を完全に曲げたり、ピンと伸ばしたりすることができなくなる(屈曲・伸展制限)。
  • 歩行時・階段昇降時の鈍痛:特に階段を降りるときや、歩き始めに膝の関節の奥が重だるく痛む。
  • お皿が浮くような感覚(膝蓋跳動):膝のお皿の上から軽く押すと、お皿がプカプカと水の上に浮いているような独特の感触がある。

膝に水が溜まりやすい方が知っておくべきこと

膝の水は繰り返しやすい

「病院で水を抜いてもらってその時は楽になるが、数日〜数週間でまたすぐに腫れてくる」というサイクルを繰り返しやすい特徴があります。

水は炎症の結果として溜まった「現象」にすぎない

水は炎症の結果として溜まっている「現象」にすぎません。本当の問題は、水を生み出し続けている関節内の摩擦や滑膜の炎症にあります。 痛みの原因は「水そのもの」ではないのです。

膝に水が溜まる原因の多くは「滑膜炎」である

膝に水が溜まるのは、滑膜炎が起きているからです。

軟骨のすり減りや摩擦により、微細な「摩耗粉(軟骨の破片)」が生じ、関節を包む膜である「滑膜」が、その摩耗粉を異物として認識し、排除しようとして免疫反応(炎症)を起こす。これが滑膜炎です。

そして、炎症が起きると滑膜から関節液(水)が過剰に分泌され、吸収が追いつかなくなることで「水が溜まる(関節水腫)」という現象が起きます。これが膝に水が溜まる主な原因です。

しかし、なぜ膝の関節内でそこまで強い摩擦が起きてしまうのでしょうか。

そこには、足元から骨盤へと連動する全身の運動連鎖の崩れが深く関わっています。 この全身の運動連鎖の崩れについて詳しくみていきましょう。

太ももの裏(ハムストリングス)が短縮すると骨盤が後傾する

長時間の座り姿勢や運動不足により、太ももの裏にある筋肉「ハムストリングス」が硬く縮むと、骨盤が後ろへ引っ張られ、後方へ倒れてしまいます。これを「骨盤後傾」と言います。この骨盤の倒れ込みが、下半身全体のアライメント(骨の配列)を狂わせるすべての発端となります。

骨盤が後傾すると膝を曲げてバランスを取るようになる(内側広筋の衰え)

骨盤が後ろに倒れると、身体は前方へ倒れないように無意識にバランスを取ろうとして、膝をわずかに曲げた姿勢を常態化させます。この姿勢が続くと、膝を内側から支える重要な筋肉である「内側広筋(ないそくこうきん)」が使われなくなり、著しく衰えてしまいます。なぜなら、内側広筋は、膝関節伸展最後の10~20°の間でもっとも働く筋肉だからです。

膝を曲げてバランスを取ると膝蓋骨が大腿骨と衝突して軟骨が擦り減り滑膜炎になり水が溜まる

内側広筋が衰えて膝が曲がった状態のまま歩行や運動を行うと、膝のお皿(膝蓋骨)が太ももの骨(大腿骨)と強く衝突しながら擦れ合うようになります。なぜなら、膝が曲がると膝蓋骨に下向きのベクトルの力が働くからです。その結果、軟骨や周囲の組織が摩耗し続け、発生した微小な摩耗粉が滑膜を刺激して激しい「滑膜炎」を引き起こし、防御反応として膝に大量の水が溜まるのです。

さらに、骨盤が後傾するとしゃがんだ時に太ももが外側に開くようになる(内転筋の衰え)

骨盤の後傾が進むと、股関節を内側に引き締めて安定させる「内転筋(ないてんきん)」などの深層筋も連動して衰えます。なぜなら、しゃがみ込もうとしたときに太ももが外側へ開かないとバランスが崩れて後ろに倒れてしまうからです。この内転筋の衰えも軟骨がすり減り滑膜炎になり水が溜まる原因です。

よみうりカルチャー北千住で健康講座を行うと毎回参加者の9割がしゃがんだ時に太ももを外側に広げています。

さらに、骨盤が後傾するとしゃがんだ時に踵が浮く

骨盤が後ろに倒れた状態でしゃがもうとすると、重心のバランスが後ろに崩れて尻もちをついてしまうため、身体はそれを防ぐために無意識にかかとを浮かせ、つま先だけで体を支えようとします(かかと浮き現象)。 当院の臨床経験上、しゃがんだ時に踵が浮く方は「足首が硬いだけ」と見過ごされがちですが、ここを見逃すと膝の痛みが一向に治りません。なぜなら、しゃがみ作業時に、膝や足首に不安定な負担がかかり続けるからです。

しゃがんだ時に踵が浮くと浮指になる

かかとを浮かせてしゃがむ状態を日常的に続けていると、足の指が反り上がり、地面にしっかりと接地しなくなる「浮指(うきゆび)」になります。初めて問診時にこの事実を指摘すると、多くの患者さんが驚かれます。浮いた指のスペースに隣の指が入り込み、足の指全体が縮こまって変形しているケースがほとんどです(特に小指側に多く見られます)。

浮指になると足裏の筋力低下が起こり偏平足になる(足底筋の衰え)

浮指になると、足の指や土踏まずを支える足底の筋肉(足底筋群)や深層筋が機能しなくなり、足裏のアーチが完全に潰れて「偏平足(へんぺいそく)」へと移行します。足元全体のクッション性と安定性が失われてしまいます。

偏平足になると地面からの衝撃が膝にいき軟骨が擦り減り滑膜炎になり水が溜まる

足裏のアーチが潰れて偏平足になると、歩行時や着地時に地面から受ける強烈な衝撃が、何の緩衝材もなくダイレクトにすねを突き抜け、膝の関節へと突き上げられるようになります。その結果発生する無数の摩耗粉が滑膜に付着して激しい炎症を起こし、膝に水が溜まり続けるのです。

簡単にまとめると膝の上からは、筋肉の衰えで上半身の重さの衝撃がいき、下からは扁平足などで地面からの衝撃を受ける膝関節の「サンドイッチ衝撃」で骨同士がぶつかり軟骨が擦り減り続けて摩耗粉が滑膜につき炎症を起こして膝に水が溜まる原因だと当院は考えています。

さらに、多くの方がイメージされる膝(脛骨大腿関節)とは別で、忘れてはならないのが「膝蓋大腿関節(お皿と大腿骨の関節)」です。膝蓋大腿関節も「サンドイッチ衝撃」によって骨同士がぶつかります。その結果として、軟骨が擦り減り続けて、摩耗粉が滑膜につき、炎症を起こして膝に水が溜まることもあります。当院では脛骨大腿関節と膝蓋大腿関節の2つの関節の両方に対してアプローチすることが可能です。

※著書の「しゃがめない人は不健康になる」(自由国民社)参照

膝に水が溜まった時のチェック方法

膝に水が溜まった時のチェック方法についてまとめてみました。

ご自宅で簡単に、膝の水や関節の状態、全身の連鎖の崩れを確認できるチェック方法をご紹介します。

膝蓋跳動テスト(中等量以上の関節水腫、関節血種を示唆するサイン)

関節内に「しっかり水が溜まっているか」を診る基本のテストです。

  • 患者は仰向けまたは座位で膝を軽く伸ばした状態にする
  • 片手で膝蓋骨の上の膝蓋骨上嚢を近位から遠位へ「しぼる」ように押して、関節液を膝蓋骨の下に集める
  • もう一方の指で膝蓋骨を大腿骨方向へ垂直に押し込む。

陽性所見は、押し込んだ時に、膝蓋骨が沈んでから「ポコン」と浮き上がる感触があります。浮いてるおもちゃを押して離すと戻るような感覚が指に伝わります。

バルジサイン(少量の水腫を示唆するサイン)

手順としては、膝を軽く伸ばした状態で、内側から外側へ向かって関節液をゆっくり追い出すように何回かさすってください。その後、外側から内側へ軽く撫でてください。陽性所見として、膝内側の関節裂隙に「ふくらみ」がスッと出てきます。

膝に水が溜まりやすいスポーツ、職業一覧

膝に水が溜まりやすいスポーツ、職業一覧についてまとめてみました。

膝に水が溜まりやすいスポーツ一覧

  • サッカー・ラグビー・バスケットボール:急激な方向転換(カッティング動作)やジャンプの着地、コンタクトプレーによる膝関節への強いねじれと衝撃の繰り返し。
  • 陸上競技(長距離・短距離):アスファルトや硬いトラックでの膨大な走行による、膝への継続的な摩擦ストレスと疲労の蓄積。
  • バレーボール・バドミントン:度重なるジャンプと着地動作による、膝蓋大腿関節への過度な負荷。

膝に水が溜まりやすい職業一覧

  • 立ち仕事・販売員・美容師:硬い床の上での長時間の直立不動や歩行により、足裏のアーチが潰れて偏平足を悪化させ、膝への衝撃を増やし続ける環境。
  • 保育士・介護職:中腰での作業や園児・高齢者の抱っこなど、膝に大きな負担がかかる姿勢の繰り返し。
  • 製造業・工場作業員:コンクリートの床面での長時間の立ち作業や、重い荷物を持ちながらの歩行業務。

膝に水が溜まりやすい方が特に注目すべき筋肉

膝の痛みが、湿布や膝表面のマッサージだけで一向に治らないのには明確な理由があります。それは、筋肉が本のページのように何層にも重なっており「触れる筋肉」と「触れない筋肉」が存在するからです。

(※「触れる筋肉」「触れない筋肉」は『身体運動の機能解剖』(医道の日本社)参照)。

大腿直筋、内側広筋、外側広筋(触れる筋肉)

  • 大腿直筋・内側広筋・外側広筋:太ももの前面や側面を覆う大きなアウターマッスルです。手で直接触れやすいため一般的なマッサージや筋トレのターゲットになりやすいですが、表面の筋肉をいくらほぐしても、奥にある膝関節のズレや骨同士の衝突(サンドイッチ衝撃)は取り切れません。

中間広筋、膝窩筋(触れない筋肉)

  • 中間広筋(ちゅうかんこうきん):太ももの深層(大腿直筋のさらに深部)にあり、骨に直接付着して膝の曲げ伸ばしの軌道を安定させる極めて重要な筋肉です。
  • 膝窩筋(しつかきん):膝の裏側の深部を斜めに走る小さな筋肉で、膝が完全に伸びる最終局面で関節のねじれを解除し、安定させる役割を持っています。

これらの深層筋が硬くこわばったり機能不全に陥ると、膝関節の正しいアライメントが失われ、骨同士の摩擦が激しくなります。通常の指圧やマッサージでは絶対に届かないこの深層筋の緊張を解放することが、膝の水を引かせるためのポイントです。

当院が膝に水が溜まった時に治療で行っていること

当院が膝に水が溜まった時に治療するために行っていることは電気療法と鍼治療です。

膝に水が溜まっても、正しい治療と原因へのアプローチを行えば、決して一生付き合っていく症状ではありません。当院では、溜まった水そのものを抜くことはありませんが、水を溜めない身体を作るサポートが可能です。水を出さないために必要なのは、炎症を起こさないこと。そしてそのためには軟骨が削れない体に変えていくことが必要だからです。諦めていた方も、一度当院へご相談ください。

電気療法

当院が電気療法を行う目的は「鎮痛効果」と「筋肉の緊張緩和」と「筋力強化」です。

鎮痛効果

筋肉、靭帯、腱、関節、滑膜、脂肪体、神経などの炎症を抑える目的で使用しています。炎症を抑えることができれば、水が出るのを食い止めることができます。

当院では、低周波、干渉波、立体動態波、超音波、微弱電流、ハイボルト電流などを使用しています。どうしてこんなにたくさんの種類の電気を完備しているのか。それにはちゃんとした理由があります。

その理由は、筋肉、靭帯、腱、関節、神経などの効かせたい場所に適切なタイミングで適切な出力の効果を届けるには、それぞれに適した形状があるからです。膝に水が溜まった状態の時に、アプローチすべき組織が多岐に渡る場合に特に効果を発揮します。

アスリートゴリラ鍼灸接骨院の強みは膝に水が溜まった状態に特化した医療機器を使用しているのでどこに行っても治らなかった方は一度、お試しください。

当院は、医療機器メーカーの伊藤超短波とテクノリンクに電気療法の講師を依頼された経験があります。膝に水が溜まった状態を緩和させるための、医療機器を選択する知識や使いこなす技術が当院にはあります。

筋肉の緊張緩和

膝に水が溜まった状態を改善するためには、膝関節周りの筋肉の緊張を改善する必要があります。なぜなら、筋肉の緊張が取れないと関節の詰まりが取れないからです。

しかし、世の中には、膝に水が溜まった状態が改善せずに困っている方がいます。それは治療が届いていないからです。筋肉は、本のページのように層をなしていて、通常では触れない筋肉が存在しているのです。

※「触れる筋肉」「触れない筋肉」は「身体運動の機能解剖」(医道の日本社)参照

要するに、触れない筋肉に、上手くアプローチできれば膝に水が溜まった状態は早く改善します。

筋力強化

膝関節周りを支えるために筋力を鍛える目的で使用しています。

いくら炎症を取り除いても、日常動作やスポーツに耐えられる強い筋力が無いと再発するからです。

膝に水が溜まった方は痛くて膝関節の筋トレができません。なので、電気療法で炎症を取り除くのと同時に筋肉を電気療法で動かして筋力を強化していくことが必要です。

実際に、膝の運動療法で膝を動かすと水が溜まらなくなることは本当に多いです。

アスリートゴリラ鍼灸接骨院は、炎症を取り除くだけでなく「水が溜まらない膝」を作ることも大事にしています。

鍼治療

当院の鍼治療の目的は「血流促進」です。

損傷した組織は血流が改善しないと修復に必要な栄養が届けられないからです。

鍼治療は、血流を良くする科学的根拠が確立されています。

鍼治療による血流改善のメカニズムには筋肉の緊張緩和、血管の拡張、自律神経の調整、鎮痛物質の分泌、身体の自然治癒力活性化、酸素供給と老廃物除去があります。

筋肉の緊張緩和

固まった筋肉が血管を圧迫し血流を悪化させるが、鍼で筋肉がほぐれ血流が促進します。

血管の拡張

鍼刺激により血管拡張作用のあるCGRPなどの物質が増加し血管が広がります。

自律神経の調整

鍼刺激により副交感神経が活性化されリラックス状態になり血流が回復します。

鎮痛物質の分泌

鍼刺激によりエンドルフィンやセロトニンなどの鎮痛物質が分泌され血管が拡張されます。

身体の自然治癒力活性化

鍼刺激により身体の回復メカニズムを促進し血流の改善につながります。

酸素供給と老廃物除去

鍼刺激により血流改善し酸素供給が増え、老廃物排出が促進され疲労回復を促します。

膝に水が溜まることに関するよくある質問

膝に水が溜まることに関するよくある質問についてまとめてみました。

膝に溜まった水は、病院で何度も抜いても大丈夫ですか?クセになりませんか?

水を抜くこと自体は、関節内の高い圧力を下げて痛みを和らげるための対症療法として行われますが、「水がクセになる」わけではありません。原因である滑膜の炎症や関節内の摩擦(サンドイッチ衝撃)が解決されていないため、抜いても再び水が分泌されてしまうのが真相です。根本原因を断つことが何よりも重要です。

安静にしていれば自然に水は引きますか?

一時的に痛みが軽くなることはありますが、骨盤の後傾や偏平足、深層筋の機能不全といった全身の運動連鎖の崩れが残ったままでいると、日常生活やスポーツを再開した瞬間に再び水が溜まります。

膝に水が溜まっている時にやってはいけないことは何ですか?

痛みを我慢して重い物を持ったり、スクワットなどの激しい筋トレやランニングを強行したりすることです。また、経験的に「今日どれくらい水が溜まっているか」と毎日お皿の上を強く押して確かめる行為を何回も繰り返すことは、かえって組織を刺激して炎症を悪化させるため避けてください。

膝に水が溜まるのを早く治す方法はありますか?

「上下からのサンドイッチ衝撃の原因となっている骨盤後傾や偏平足を整えること」と「表面のマッサージでは届かない深層筋(中間広筋・膝窩筋など)へのハイボルト電気・鍼治療」を同時に行うことが最も近道です。

当院では、倒れた骨盤を立てる「骨盤起こしストレッチ」を考案、指導しています。

ぜひ、動画でも確認してみてください。

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手術を勧められましたが、回避できますか?

軟骨の損傷が重度であったり半月板の断裂が大きい場合は手術が適応になるケースもありますが、「水の溜まりや痛み」の直接の原因が滑膜の炎症や筋肉のアンバランスである場合、当院の保存療法(電気療法・鍼治療・運動連鎖の改善)によって水が溜まらなくなり、手術を回避できた例は数多くあります。

接骨院で膝の水の溜まりや変形自体が治るのでしょうか?

すり減った軟骨や骨の形を元の状態に再生させることは現代の医療でも困難ですが、「膝の水が溜まらなくなり、痛みを忘れてスムーズに歩ける・スポーツを楽しめる状態にする」という意味であれば、接骨院で十分に改善可能です。「水が溜まらない強固な膝関節」を一緒に作っていきましょう。

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アスリートゴリラ鍼灸接骨院は、東京都足立区に開業して約20年の鍼灸接骨院です。
これまでに1万2,000人以上もの方々に施術を提供し、オリンピックで活躍するようなスポーツ選手、部活動に励む学生、主婦、ビジネスパーソンなど、多くの人たちの身体の悩みを救ってきました。

当院のノウハウは、多くのメディアで認められ、今では20冊以上を出版し、雑誌や新聞などの200以上の媒体に取り上げられ、テレビ出演や取材依頼、講演依頼など、多方面から引っ張りだこの状態です。

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高林 孝光
執筆者 高林 孝光

アスリートゴリラ鍼灸接骨院院長。1978年東京都生まれ。
はり師・きゅう師・柔道整復師の資格をもつ。「痛みには必ず原因がある」の治療理念のもと、延べ10万人以上を施術。バレーボールのJOCジュニアオリンピックカップ東京代表トレーナー、車椅子ソフトボール日本代表のチーフトレーナーを務めるなど多くのアスリートの治療実績をもつ。アスリートに最大限のパフォーマンスを発揮させる「運動機能評論家」。体調に不安を抱える人のほとんどがしゃがんだ時にかかとが浮いてしまう「かかと浮き現象」を日本で初めて発見。雪印メグミルクの「かんたん骨(コツ)体操」の考案・指導者。産経新聞「サクラス」の健康情報の連載記事監修。よみうりカルチャー北千住講師。主な著書に「しゃがめない人は不健康になる」(自由国民社)、「足が速くなる解剖図鑑」(エクスナレッジ)、「身長は伸びる」(自由国民社)などがある。

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