下肢(股、膝、足など)

膝の痛み

高林 孝光
監修者 高林 孝光
膝の痛み

このコンテンツに辿り着いたあなたは、ただ膝が痛いだけではありませんよね?一般の方なら日常生活のしづらさ、スポーツ選手なら本来の動きが出来ない不安を抱えているのではないでしょうか?

結論からお伝えすると、膝の痛みは膝だけをマッサージしたり、湿布を貼ったりしても根本からは治りません。なぜなら、歩行や走行、階段の昇り降りといった動作はすべて「全身運動」であり、膝にかかる何倍もの衝撃や不安定さは、骨盤や股関節、そして体幹の機能不全によって引き起こされているからです。

アスリートゴリラ鍼灸接骨院には、整形外科や他の治療院で「変形性膝関節症」や「半月板損傷」、「ランナー膝(腸脛靭帯炎)」などに対し、電気治療やサポーター、ヒアルロン酸注射や湿布だけで良くならなかった患者さんが月に30人以上来院しています。そのすべての患者さんが、膝以外の全身のどこかに必ず運動機能の問題を抱えていました。
同じようにスポーツをしたり歩いたりしているのに、「膝を痛める人」と「痛めることなく軽快に動ける人」がいるのはなぜでしょうか?それは、膝が痛いという(結果)症状は膝にあっても、その原因は「膝以外(骨盤・股関節・姿勢)」にあるからです。

アスリートゴリラ鍼灸接骨院は、医師とは違う視点から体の問題を解決する「運動機能評論家」として日本で初めてメディアで認められました。大谷翔平選手がケガをした際に「アスリートのケガに詳しい専門家」としてテレビ東京系列「追跡LIVE!SPORTSウォッチャー」で医師とは違う視点からの解説が話題になりました。

ホンマでっか!?TV 2023年3月29日放送

膝の痛みに関連する著書には「ひざ痛がウソのように消える!1日40秒×2 ひざのお皿エクササイズ」(CEメディアハウス)、「1分でつらい痛みを解消する!ひざ痛これだけ体操」(宝島社)があり全国の書店で置かれています。運動機能の専門家として20冊以上の著作があり、数多くのメディアで紹介されています。令和8年7月からは産経新聞「サクラス」で健康コーナーの連載を依頼されています。

ひざ痛がウソのように消える! 1日40秒×2 ひざのお皿エクササイズ

あなたの「昨日までの治療」は変えられませんが「今日からの治療」は変えられます。膝の痛みの悩みを解消して、軽やかに地面を蹴り出せる日常を取り戻していきましょう。

膝(ひざ)の痛みとは

膝の痛みは、膝関節を構成する大腿骨、脛骨、膝蓋骨(お皿)、軟骨、半月板、靭帯、腱、あるいは関節包などに過剰な負担や摩擦が加わり、炎症や変性を生じることで起こる水腫(水が溜まる)や可動域制限などによって発生します。

膝は、歩行時に体重の約3倍、走るときや階段を下りるときには約5倍以上の負荷を受け止めながら、曲げ伸ばしや方向転換を担う、人体の中で最も大きな荷重を支える関節の一つです。

膝の痛みを分かりやすく例えると、膝の痛みは、膝の中のクッションや支えが弱って、動く度に擦れたり引っ張られたりして出る痛みです。

膝の痛みの症状・特徴

  • 階段の昇り降りでの鋭い痛み:特に階段を下りるときに膝の前方や関節の奥に強い負担がかかり、ガクッと力が抜けるような痛みや不安感がある。
  • 正座や深くしゃがむ動作の困難さ:膝を完全に曲げたときに、お皿のまわりや膝の裏が圧迫されて最後まで曲げきれない。
  • 朝起きて最初の一歩目や、座りっぱなしからの立ち上がり痛:長時間同じ姿勢でいた後に動き出そうとすると、膝がこわばってスムーズに伸びない。
  • 動かさなくてもズキズキする熱感や重だるさ:関節内で炎症が強く起きている場合や、水が溜まっている場合に持続的な鈍痛が残る。
  • 膝の引っかかり感やロッキング:歩行中や曲げ伸ばしの際に、関節の中で何かが挟まったような引っかかりがあり、急に膝が動かなくなる。

膝の痛みの種類

膝の痛みの種類は、かなり多いので痛む場所と痛み方で分けて整理します。

膝の痛む場所

  • 膝の前側の痛み:膝のお皿まわりが痛むタイプです。階段、立ち上がり、しゃがみ動作で出やすく、膝蓋骨まわりや腱の負担が関わりやすいです。
    • 膝蓋大腿関節症:膝蓋大腿関節症とは、膝のお皿と太ももの骨の間で炎症が起きたり、軟骨がすり減ったりして痛みが生じる疾患です。お皿の裏側の軟骨がすり減り、階段や正座のときにギシギシとした痛みや違和感が生じます。当院では、膝に水が溜まる方もこの症例が当てはまります。
    • 膝蓋腱炎(ジャンパー膝):膝蓋腱炎(ジャンパー膝)とは、ジャンプやダッシュの繰り返しにより、お皿の下の腱に微小断裂や炎症が起きるスポーツ障害です。
    • 大腿四頭筋炎:大腿四頭筋炎とは、お皿の上の太ももの筋肉(大腿四頭筋)に負荷が加わり炎症が痛む状態です。
    • 膝蓋下脂肪体炎膝蓋下脂肪体炎とは、お皿の下にある脂肪組織に炎症が起きて痛む状態です。
  • 膝の内側の痛み:膝の内側が痛むタイプです。加齢性の変化、半月板、鵞足まわりの負担で起こりやすいです。
    • 変形性膝関節症:変形性膝関節症とは、加齢やO脚変形に伴い、膝の内側の軟骨がすり減り、慢性的な痛みや水腫が生じる状態です。
    • 内側半月板損傷内側半月板損傷とは、スポーツでの捻じれや加齢変性により、内側のクッションが断裂して引っかかり感が出る状態です。
    • 内側側副靭帯損傷内側側副靭帯損傷とは、外側からの強い衝撃などで内側の靭帯が引き伸ばされたり部分断裂したりする状態です。
    • 鵞足炎鵞足炎とは、膝の内側下の腱の集合部分が摩擦で炎症を起こし、ランニングや歩行時に痛む状態です。
  • 膝の外側の痛み:膝の外側が痛むタイプです。走る動作の繰り返しや、外側組織のこすれ、外側半月板の負担が関わりやすいです。
    • 腸脛靭帯炎(ランナー膝)腸脛靭帯炎(ランナー膝)とは、長距離のランニングにより、太ももの外側の靭帯が骨の出っ張り(外側上顆)とこすれて炎症を起こす状態です。
    • 外側半月板損傷外側半月板損傷とは、外側のクッションに過度な負担やねじれが加わり、スポーツ時などに痛みやロッキングを伴う状態です。
    • 外側側副靭帯損傷外側側副靭帯損傷とは、内側からの強い外力や捻じれにより外側の靭帯が損傷を受ける状態です。
    • 膝蓋大腿関節障害:膝蓋大腿関節障害とは、お皿の軌道が外側にズレることで、外側周辺に慢性的な痛みや負担がかかる状態です。
  • 膝の後ろ側の痛み:膝の裏が痛むタイプです。曲げ伸ばしのつまり感や、関節内の腫れ、裏側の組織の張りが関係することがあります。
    • ベーカー嚢腫:ベーカー嚢腫とは、関節液の袋が膝の裏で腫れ上がり、圧迫感や曲げづらさを引き起こす状態です。
    • 半月板損傷半月板損傷とは、半月板の後ろ側である後角の損傷により、膝を深く曲げたときや伸ばしたときに裏側がつるような痛みが出る状態です。
    • 膝窩筋障害:膝窩筋障害とは、膝の裏の深層にある小さな筋肉の過労により、歩行時の蹴り出しに痛みが生じる状態です。
    • 関節水腫による張り:関節水腫による張りとは、関節内の炎症で水が溜まり、膝裏がパンパンに張って曲げられなくなる状態です。

膝の痛み方の違い

  • 膝が動くと痛い:使い過ぎや負荷の偏りの特徴があります。
  • 膝を曲げると痛い:半月板や前側の圧迫の特徴があります。
  • 膝を伸ばすと痛い:前側や裏側のつまりの特徴があります。
  • 膝がじっとしていても痛い:膝の炎症が強い特徴があります。
  • 膝がひっかかる:半月板などの関与の特徴があります。
  • 膝がぐらつく:靭帯や支持性低下の特徴があります。

当院に来院する膝の痛みのほとんどの原因は「使い過ぎ」と「支える機能の低下」である

膝の痛みは、実際には関節そのものの問題だけでなく、動き方や支え方の乱れが土台にあることが多いです。つまり、膝だけの病気というより、下肢全体の運動機能の乱れの結果として痛むことが多いです。

なぜ、特定の人の膝ばかりに「衝撃・摩擦・過負荷」が集中してしまうのでしょうか?

実は、膝の痛みを引き起こす根本的なメカニズムも、全身の機能の問題から始まっています。太ももの裏が短縮し、骨盤が後傾し、股関節の伸展制限が起き、お尻や内転筋、腹横筋が衰え、最終的に「しゃがんだ時に踵が浮く(浮指・開張足・アーチの崩壊)」という一連の連鎖によって、膝への過剰な負担と不安定さが発生します。膝の痛みになるメカニズムを順に解説します。

太ももの裏(ハムストリングス)が短縮すると骨盤が後傾する(発端)

骨盤後傾

全身運動を阻害する要素の一つに、太ももの裏(ハムストリングス)の短縮があります。

ハムストリングス

ここが短縮すると骨盤が後ろに倒れてしまいます。これを「骨盤後傾」と言います。骨盤後傾がすべての足トラブルの発端だと思っていいでしょう。当院に来院する膝の痛みを抱える患者さんの9割も、立位体前屈で手のひらが床にピタッと着きません。

立位体前屈

太ももの裏が短縮しているからです。それによって骨盤が後傾すると、全身の衝撃吸収メカニズムが機能しなくなってしまいます。更に、膝には骨盤から下腿に付着している筋肉も多く骨盤が後傾して縫工筋などが付着する鵞足部を引っぱられると鵞足炎になります。膝だけ診てもらっても治らないという視点が大事です。

骨盤が後傾すると股関節が伸展出来なくなる

骨盤が後ろに倒れると、歩行や走行時に脚を後ろへ大きく蹴り出すための「股関節の伸展(後ろに伸ばす動き)」ができなくなります。股関節がうまく使えなくなると、本来なら股関節や大きなお尻の筋肉が受け止めるべき推進力や衝撃を、その上にある腰や下肢の関節である「膝」で無理やりカバーせざるを得なくなります。これが膝への異常な負担の始まりです。

そして、股関節が伸展出来なくなるお尻の筋肉が衰えて股関節を支えられなくなり膝の負担が増す(大殿筋の衰え)

股関節を大きく後ろに動かせなくなると、お尻の最大の筋肉である「大殿筋(だいでんきん)」が使われなくなり、急速に衰えていきます。なぜなら、大殿筋は骨盤と大腿骨が接近し、股関節が15°以上伸展された時に働く筋肉だからです。

大殿筋が衰えると、下半身全体の安定性が失われ、歩くときに足元や膝が内側にブレるようになります。このブレを無理やり膝の関節や靭帯だけで支えようとするため、膝に絶えず強いストレスがかかり続けることになります。

骨盤が後傾すると膝を曲げてバランスを取るようになり膝関節を支えられなくなり膝の負担が増す(内側広筋の衰え)

さらに骨盤後傾に伴い、身体の重心が後ろに偏るのを防ぐため、無意識に膝を軽く曲げた状態で歩くクセがつきます。膝が曲がった状態が続くと、膝を真っ直ぐ伸ばすために重要な太ももの前面の筋肉(特に内側広筋)が使われなくなって衰えていきます。なぜなら、内側広筋は膝関節伸展最後の10〜20°の間で働く筋肉だからです。

大腿四頭筋が弱くなることで、着地時の衝撃を膝や太ももで吸収できず、その衝撃がダイレクトに膝関節の軟骨や半月板に過大な負担を強いることになります。更に、膝が曲がると大腿骨と下腿骨のベクトルで膝のお皿(膝蓋骨)が下に圧迫されて大腿骨と膝蓋骨が擦れて膝蓋大腿関節が炎症を起こします。

更に、骨盤が後傾するとしゃがんだ時に太ももが外側に開くようになり膝関節を更に支えられなくなり膝の負担が増す(内転筋の衰え)

骨盤が後傾して股関節周りのバランスが崩れると、しゃがみ込む動作や歩行の蹴り出しの際、太ももが外側に開きやすくなります。これは太ももの内側にある「内転筋(ないてんきん)」が正しく機能せず衰えている証拠です。

内転筋が弱くなると、足先が外を向いた「外向き歩行(ガニ股)」や、逆に膝が内側に入る「ニーイン・トゥアウト」になりやすいため、膝の関節にねじれのストレスが継続的に集中するようになります。更に、内転筋が弱くなるとO脚も進行して膝の内側が痛くなります。

内転筋が衰えると繋がっている骨盤底筋が衰え更に繋がっている腹横筋が衰えて体幹が弱くなり膝の負担が増す

筋肉は単体で動いているわけではありません。内転筋の衰えは、骨盤の底を下から支える「骨盤底筋(こつばんていきん)」の機能低下を招き、さらにそれは体幹のコルセットである「腹横筋(ふくおうきん)」の連動不全を引き起こします。

体幹の軸が抜けた状態(コアが機能しない状態)になると、骨盤が傾いた状態で上体の重みがすべて下半身の中心である「膝」に不十分な支えのままのしかかります。この関節位置の乱れが膝の関節や軟部組織にダメージを与えます。なぜなら、均衡に膝関節に負荷がかからなくなり一部に負荷が集中して軟骨や半月板などが擦り減るからです。

骨盤が後傾するとしゃがんだ時に踵が浮く

かかと浮き

骨盤が後傾し、全身の運動連鎖が崩れ切ると、しゃがんだときに後ろに倒れないように「かかとを浮かせて重心を前に取る」ようになります。この状態が日常生活の中でも無意識に起こるようになります。しゃがんだ時にかかとが浮くと、膝をしっかりと安定させて体重を受け止めることができなくなるため、歩行や方向転換のたびに膝の関節に不自然なねじれが生じます。

しゃがんだ時にかかとが浮くと足の指が常に反った状態になり浮指になる

しゃがんだ時にかかとが浮くと足の指が常に反った状態になり浮指になります。浮指になると足の指で地面をしっかりと掴めなくなるため、歩行時のバランス能力が著しく低下し、下半身の衝撃を逃がしきれずに膝の関節を捻るリスクが高まります。

しゃがんだ時にかかとが浮く状態を続けると扁平足になり地面からの衝撃で膝の負担が増す

扁平足

この状態がずっと続くと、前足部に圧が集中して、足の横アーチが潰れて扁平化する開張足になります。横アーチが潰れる(開張足)ことが、足底からの衝撃を全く吸収できなくさせ、ダイレクトな衝撃として膝の痛みや慢性的な疲労に繋がっています。

※著書「しゃがめない人は不健康になる」(自由国民社)参照

膝の痛みのチェック方法

膝の痛みのチェック方法についてまとめてみました。見分け方として活用して下さい。

膝の腫れのチェック方法

左右の膝を見比べて、片方だけ腫れや熱っぽさがないか見ます。熱感や強い腫れは炎症のサインです。

膝の曲げ伸ばしチェック方法

座って膝をゆっくり曲げ伸ばしして、途中でひっかかる感じや伸びきらない感じがないか確認します。関節機能の低下は膝の代表的な症状の一つです。

膝の片脚荷重チェック方法

軽く机などに手をついて片足に体重を乗せます。ぐらつきや痛みが強ければ、筋力低下や関節への負担が考えられます。

膝の階段チェック方法

階段の上がりより下りで痛いなら、膝前面や太ももの使い方の影響が出ていることがあります。なぜなら、膝は下りて膝が伸びた時に左右の靭帯がしっかりとはまり安定するからです。

膝の痛みになりやすいスポーツ、職業一覧

膝の痛みが出やすいスポーツ一覧

  • サッカー・フットサル:急な方向転換、キック動作、接触プレーにより、内側側副靭帯や半月板、前十字靭帯などに強いストレスが加わる。
  • バスケットボール・バレーボール:ジャンプからの着地動作の繰り返しにより、膝蓋腱や大腿四頭筋腱、関節軟骨に大きな衝撃が集中する。
  • 陸上競技・長距離ランニング:何千回もの着地衝撃や、路面からの反発力により、腸脛靭帯や膝蓋下脂肪体、アキレス腱などに疲労が蓄積する。
  • バドミントン・テニス:前後のフットワークや急なストップ&ダッシュ動作が多いため、膝関節にねじれと衝撃が繰り返し加わる。

膝の痛みが出やすい職業

  • 立ち仕事の販売員・アパレル店員:硬いフロアの上で長時間立ち続けることで下半身の筋肉が疲弊し、骨盤の安定性が失われて膝に負担がかかる。
  • 美容師・理容師:細かな移動や中腰の姿勢を長時間続けるため、膝周囲の筋肉が慢性的に緊張してこわばりを引き起こす。
  • 看護師・医療従事者:院内を走り回る移動距離の長さや、硬い床での急な対応・重労働が膝関節の軟骨や半月板にダメージを与える。
  • 飲食業・調理師:狭い厨房での立ちっぱなしや前傾姿勢の作業が続き、太ももやふくらはぎが硬化して膝の痛みを誘発する。

膝の痛みを改善するために特に注目すべき筋肉

大腿四頭筋

膝の痛みは、膝の関節や皮膚、表面の筋肉だけをマッサージしても治りません。なぜなら、膝の安定性を保ち、衝撃を分散させる「表層筋」と「深層筋」の運動機能不全と血流障害が根本にあるからです。

※「触れる筋肉」「触れない筋肉」は「身体運動の機能解剖」(医道の日本社)参照

大腿直筋、内側広筋、外側広筋(触れる筋肉)

大腿直筋・内側広筋・外側広筋は、太ももの前面を構成する大きな筋肉群で、膝のお皿を包み込み、膝を真っ直ぐ伸ばすために不可欠です。ここが硬く短縮したり、逆に内側広筋が衰えたりすると、お皿の軌道がズレて摩擦が生じ、強い痛みや水腫の原因になります。これらの触れる筋肉の緊張をうまく取らないと、下層の触れない筋肉にアプローチができません。

中間広筋、膝窩筋(触れない筋肉)

  • 中間広筋(ちゅうかんこうきん):大腿四頭筋の最も深層にあり、大腿骨の骨膜や膝蓋骨に直接付着して膝の伸展を支える深層筋です。通常の表面からのマッサージでは届かない深部に位置しています。
  • 膝窩筋(しつかきん):膝の裏の最も深部にあり、歩行や屈伸の際に膝関節の安定性を保ちながら、半月板を引き込んで挟み込みを防ぐ重要な筋肉です。簡単にまとめると、「表層(大腿直筋や外側広筋など)」と「深層(中間広筋や膝窩筋など)」の両方から、膝の動きを制限しています。表層が硬くなることで膝の遊びが失われ、深層が固まることで膝の土台が安定しなくなる。この2つが固まった状態で硬いアスファルトを歩けば、膝が悲鳴を上げて強い痛みが生じるのは当然という論理になります。

当院が膝の痛みを改善するために行っていること

アスリートゴリラ鍼灸接骨院の内観

膝の痛みを治療するために行っていることは、電気療法と鍼治療です。なぜなら、触れない部位があるから治すには道具を使うしかないからです。

電気療法

アスリートゴリラ鍼灸接骨院の医療機器

当院が電気療法を行う目的は「鎮痛効果」と「筋肉の緊張緩和」と「筋力強化」です。

物理療法の講師

  • 鎮痛効果:膝の靭帯付着部や関節包周囲の炎症を抑える目的で使用しています。当院では、低周波、干渉波、立体動態波、超音波、微弱電流、ハイボルト電流などを使用しています。筋肉、靭帯、腱、関節、神経などの効かせたい場所に適切なタイミングで適切な出力の効果を届けるには、それぞれに適した形状があるからです。膝の痛みのように、アプローチすべき組織が関節の奥深くや靭帯に多岐に渡る場合に特に効果を発揮します。アスリートゴリラ鍼灸接骨院の強みは膝の痛みに特化した医療機器を使用しているので、どこに行っても治らなかった方は一度お試し下さい。電気療法の種類が少なく、ずっと同じ電気療法を続けている患者さんがいますが体が慣れてきてしまいます。薬も同じで同じ薬を飲み続けると耐性がついて効かなくなるのと同じです。当院は、医療機器メーカーの伊藤超短波とテクノリンクに電気療法の講師を依頼された経験があります。膝の痛みを緩和させるための、医療機器を選択する知識や使いこなす技術が当院にはあります。
  • 筋肉の緊張緩和:膝の痛みを治すためには、太ももや膝周辺の筋肉の緊張を改善する必要があります。なぜなら、筋肉の緊張が取れないと膝の関節がスムーズに動かないからです。繰り返しになりますが、膝を受傷・炎症すると、脳が「これ以上痛めないように!」と命令を出し、周辺の筋肉をガチガチに固めて緊張し短縮させてしまいます。これを防御性筋収縮と呼びます。要するに、触れない筋肉(中間広筋や膝窩筋など)に、うまくアプローチできれば膝の痛みの症状はコントロールできます。なぜなら当院の電気治療の技術なら、触れない筋肉にアプローチできるからです。
  • 筋力強化:膝の安定性を支えるために下腿や大腿部の筋力を鍛える目的で使用しています。いくら炎症を取り除いても、日常動作やスポーツに耐えられる強い膝を支える筋力が無いと再発するからです。膝が痛い方は痛くてトレーニングができません。なので、電気療法で炎症を取り除くのと同時に、筋肉を電気的刺激で動かして筋力を強化していくことが必要です。アスリートゴリラ鍼灸接骨院は、炎症を取り除くだけでなく「強い膝」を作ることも大事にしています。

鍼治療

鍼治療

当院の鍼治療の目的は「血流促進」です。損傷した膝の靭帯や半月板周辺、深層の組織は血流が改善しないと修復に必要な栄養が届けられないからです。「触れない筋肉(中間広筋や膝窩筋など)」に対して、当院の鍼技術だからこそ届かせることができます。鍼治療は、血流を良くする科学的根拠が確立されています。鍼治療による血流改善のメカニズムには、筋肉の緊張緩和、血管の拡張、自律神経の調整、鎮痛物質の分泌、身体の自然治癒力活性化、酸素供給と老廃物除去があります。

  • 筋肉の緊張緩和:固まった太ももや膝裏の筋肉が血管を圧迫し血流を悪化させるが、鍼で筋肉がほぐれ血流が促進します。
  • 血管の拡張:鍼刺激により血管拡張作用のある物質が増加し血管が広がります。
  • 自律神経の調整:鍼刺激により副交感神経が活性化されリラックス状態になり血流が回復します。
  • 鎮痛物質の分泌:鍼刺激によりエンドルフィンやセロトニンなどの鎮痛物質が分泌されます。
  • 身体の自然治癒力活性化:鍼刺激により身体の回復メカニズムを促進します。
  • 酸素供給と老廃物除去:血流改善により酸素供給が増え、老廃物排出が促進され疲労回復を促します。

膝の痛みに関するよくある質問

Q.整形外科や他の治療院で「変形性膝関節症だから年齢のせいですね、ヒアルロン酸注射と電気を続けましょう」と言われましたが、なかなか良くなりません。なぜですか?

A.ヒアルロン酸注射で一時的に関節の滑りを良くしたり、電気を当てたりしても、根本原因である「ハムストリングスの短縮による骨盤の後傾」から始まる、しゃがんだ時にかかとが浮いて膝が不安定だったり、浮指や開張足で衝撃を逃がしきれない状態が解決されていないためです。なぜなら、関節は曲げたり、伸ばしたり、捻った時に関節液が出るからです。なので、土台や全身の運動連鎖を直さなければ、何度でも痛みを繰り返してしまうからです。当院では全身からアプローチするため根本的な改善が可能です。

Q.なぜ膝が痛いのに、骨盤や太ももの裏まで治療するのですか?

A.膝は、全身の体重と数倍の衝撃を受け止める下半身の中継地点に過ぎません。骨盤が後傾して股関節が使えなくなると、歩行時の着地バランスが大きく崩れ、膝の関節に異常な負荷やねじれが集中します。土台から正さなければ膝の痛みは何度でも再発します。当院では、倒れた骨盤を立てる「骨盤起こしストレッチ」考案、指導しています。

ぜひ、動画でも確認してみてください。

雪印メグミルク『かんたん骨体操』

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Q.朝起きて最初の一歩目が激痛で、膝を曲げ伸ばしするのが怖いです。家でできる一時的な対処法はありますか?

A.朝のファーストステップ痛は、寝ている間に膝周囲の筋肉や腱が縮こまることが原因です。朝起きて布団から出る前に、仰向けで膝を軽く曲げ伸ばししたり、太ももの前やふくらはぎを優しくさすって血行を促してから、ゆっくりと床に足を下ろすと痛みが軽減しやすくなります。当院へのご来院までの応急処置としてお試しください。

Q.「どこに行っても膝の痛みが取れない、正座や階段がつらい」と悩んでいますが、電気や鍼治療で本当に良くなりますか?

A.はい、ぜひご安心ください。診ないと分からないが前提ですが、整形外科や他の接骨院で治らなかった患者さんが多く来院されています。膝の痛みや慢性的な水腫・違和感はなかなか厄介ですが、当院では専門的な医療機器による電気療法と、通常では届かない深層筋(中間広筋や膝窩筋など)を狙う鍼治療、さらに全身の運動連鎖を修正するアプローチを組み合わせることで、どこに行っても変わらなかった頑固な痛みや歩行時の不安感を早期に改善へと導きます。ぜひ一度当院にご相談ください。

膝の痛みでお困りなら東京都足立区のアスリートゴリラ鍼灸接骨院へ

アスリートゴリラ鍼灸接骨院院長高林孝光

アスリートゴリラ鍼灸接骨院は、スポーツトレーナーの経験と実績があり「膝の痛み」の知識が豊富なので様々な原因にアプローチが出来ます。

当院には以下のような実績があります。

  • 車椅子ソフトボール日本代表主任トレーナー実績
  • JOCジュニアオリンピック東京バレーボールの主任トレーナー実績
  • 東南アジアの陸上ナショナルチームの治療経験
  • 全中バレーボールでスポーツトレーナーとして日本一になった実績
  • 高校バレーボールインターハイ東京代表のスポーツトレーナー実績 など

日本代表チーフトレーナーとして車椅子ソフトボールのワールドシリーズに帯同

全国高等学校総合体育大会 男子バレーボール競技大会(駿台学園)

当院は、トップアスリートから一般の患者様まで、一人ひとりの身体と真剣に向き合い、痛みの改善とその先の未来までサポートします。あなたがもう一度、痛みを気にせず動ける毎日を取り戻せるよう、全力で施術いたします。ご予約はお電話いただくか、ネット予約からご予約ください。

ネット予約:ネット予約はこちら
電話予約:03-5856-5063

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アスリートゴリラ鍼灸接骨院は、東京都足立区に開業して約20年の鍼灸接骨院です。
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当院のノウハウは、多くのメディアで認められ、今では20冊以上を出版し、雑誌や新聞などの200以上の媒体に取り上げられ、テレビ出演や取材依頼、講演依頼など、多方面から引っ張りだこの状態です。

東京都足立区で身体の痛みにお困りなら、アスリートゴリラ鍼灸接骨院にお任せください。
運動機能評論家の私が、あなたの最大限のパフォーマンスを発揮するお手伝いをいたします。

当院へのご相談はこちらから
高林 孝光
執筆者 高林 孝光

アスリートゴリラ鍼灸接骨院院長。1978年東京都生まれ。
はり師・きゅう師・柔道整復師の資格をもつ。「痛みには必ず原因がある」の治療理念のもと、延べ10万人以上を施術。バレーボールのJOCジュニアオリンピックカップ東京代表トレーナー、車椅子ソフトボール日本代表のチーフトレーナーを務めるなど多くのアスリートの治療実績をもつ。アスリートに最大限のパフォーマンスを発揮させる「運動機能評論家」。体調に不安を抱える人のほとんどがしゃがんだ時にかかとが浮いてしまう「かかと浮き現象」を日本で初めて発見。雪印メグミルクの「かんたん骨(コツ)体操」の考案・指導者。産経新聞「サクラス」の健康情報の連載記事監修。よみうりカルチャー北千住講師。主な著書に「しゃがめない人は不健康になる」(自由国民社)、「足が速くなる解剖図鑑」(エクスナレッジ)、「身長は伸びる」(自由国民社)などがある。

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