下肢(股、膝、足など)

こむら返り(足がつる)

高林 孝光
監修者 高林 孝光
こむら返り(足がつる)

このコンテンツにたどり着いたあなたはきっと、足がつって大事な場面で走れない、いつも試合中に足がつってしまうなどの悩みがあるのではないでしょうか?さらに、こむら返りの患者さんは、「早く痛みから解放されたい」「また夜に足がつるのが怖い」という焦りがあるのではないでしょうか?

結論からお伝えすると、こむら返りは「足だけ診ても治りません」。なぜなら、走ったり、ジャンプしたりは「全身運動」であり、足への負荷は全身運動によって左右されるからです。

アスリートゴリラ鍼灸接骨院には、整形外科で「足」だけを画像診断(レントゲン、MRI、CT)して診ても治らなかった患者さんが年間約110人以上来院しています。そのすべての患者さん(100%)が、足以外の全身のどこかに必ず運動機能の問題を抱えていました。例えば、同じ練習をしているのに「こむら返りになる選手」「こむら返りにならない選手」がいるのはなぜでしょうか? 「足」は変わらないはずなのにおかしいと思いませんか?これはこむら返りで痛いのは「足」ですが、こむら返りになる原因は「足以外」にあるからです。

アスリートゴリラ鍼灸接骨院は、医師とは違う視点から体の問題を解決する「運動機能評論家」として日本で初めてメディアで認められました。大谷翔平選手がケガをした際に「アスリートのケガに詳しい専門家」としてテレビ東京系列「追跡LIVE!SPORTSウォッチャー」で医師とは違う視点からの解説が話題になりました。令和8年7月からは産経新聞「サクラス」で健康コーナーの連載を依頼されました。

あなたの「昨日までの治療」は変えられませんが「今日からの治療」は変えられます。こむら返りの悩みを解消して試合で最高のパフォーマンスが発揮できるようにしていきましょう。

こむら返りとは

こむら返りとは、ふくらはぎなどの筋肉が突然、勝手に強く縮んでしまい、激しい痛みを伴う「筋痙攣」のことです。いわゆる「足がつる」状態とほぼ同じ意味で使われます。

こむら返りを分かりやすく例えると、足の筋肉が、急に「勝手にブレーキを全力で踏みっぱなし」になった状態と考えてください。

こむら返りの応急処置

ふくらはぎがつった時の応急処置を紹介します。

あなたの状況は「今まさに足がつって苦しい」か「頻繁に起きて困っている」のどちらかですよね?痛くて大変ですが下記を行ってください。

  • まずは、あわてずに深呼吸して力を抜いてください。
  • 次に、床に座り、膝を伸ばしてください。
  • 座ったら、つま先を手で自分のほうに、ゆっくりと引き寄せてふくらはぎを伸ばしてください。(体が硬くて手が届かない場合は、つった側の足の裏を壁に押し当ててください)
  • 痛みが落ち着いてきたら、軽くさすったり、温かいタオルなどで温めてください。

こむら返りの症状

こむら返りの症状についてまとめてみました。

  • ふくらはぎが突然かたくなり、強くひきつけるように痛みます。
  • 自分の意志と関係なく、筋肉が勝手にギュッと縮む感じがします。
  • 数十秒から数分で少しずつおさまるが、そのあともしばらく筋肉痛のような違和感やだるさが残ることが多いです。
  • 多くはふくらはぎだが、足裏、指、太ももなどにも起こることがあります。
  • 運動中や就寝中、とくに夜間の睡眠中に起こりやすいです。

こむら返りの特徴

こむら返りの特徴についてまとめてみました。

  • 筋肉疲労や長時間の同じ姿勢で起こりやすいです。
  • 発汗や脱水による水分、ミネラル(特にマグネシウムなど)の不足で起こりやすいです。
  • 冷えによる血行不良で起こりやすいです。
  • 加齢や運動不足による筋力低下で起こりやすいです。
  • 糖尿病や下肢静脈瘤などの神経、代謝異常などの病気や一部の薬の副作用が関与する場合があります。

こむら返りのほとんどの原因は「筋力の低下」と「血流の低下」である

同じ生活、仕事、練習を繰り返してもこむら返りになる方、ならない方がいるのには理由があります。

こむら返りの原因は「水分不足」「冷え」「電解質異常」 だけではありません。

こむら返りを繰り返す方のほとんどの原因は足の「筋力の低下」ですが、それにもまた原因が存在します。ざっくり説明すると、骨盤が後傾し、踵が浮くようになり、足の指が反りやすくなる。それによって足の指からふくらはぎの筋力が低下する。という流れです。

筋力の弱化が起こるメカニズムは以下の通りです。

太ももの裏(ハムストリングス)が短縮すると骨盤が後傾する

当院に来院するこむら返りの患者さんは、立位体前屈で手のひらが床にピタッと着きません。立位体前屈で手のひらが床にピタッと着かない患者さんは、太ももの裏側(ハムストリングス)が短くなっているからです。ハムストリングスが短くなっている患者さんは、骨盤が後ろに傾いています(骨盤後傾)。

骨盤が後傾するとしゃがんだ時に踵が浮く

骨盤が後傾するとしゃがんだ時に後ろに倒れないようにかかとを浮かせて重心を前に取るようになります。

この状態がずっと続くと、前足部に圧が集中して、足の横アーチが潰れて扁平化する開張足になります。横アーチが潰れる(開張足)ことが、足底からふくらはぎへの衝撃が疲れにつながっています。

しゃがんだ時に踵が浮くと浮指になる

さらに、しゃがんだ時に踵が浮くと足の趾がずっと反った状態になります。この状態がずっと続くと浮き指になります。

浮指になるとふくらはぎの筋肉が弱くなり慣れない動きをした時につります。

浮き指になると足のアーチを支える「筋肉の弱化」が起きて足の内側縦アーチと外側縦アーチが保てなくなり扁平足になります。浮き指になり扁平足になると足の裏の筋肉のクッションが無くなり足の指からふくらはぎへの衝撃が繰り返されることになります。これがこむら返りになる筋疲労のメカニズムであり筋力低下の根本です。特に足の親指にある長母趾屈筋は慣れない動きをすると簡単に足がつってしまいます。

このメカニズムは、著書の「しゃがめない人は不健康になる」(自由国民社)(3刷)でも認められています。

浮指になるとふくらはぎ(第二の心臓)の筋肉が弱くなり血流が低下するとつります。

浮指になるとふくらはぎ(第二の心臓)の筋肉が弱くなり血流が低下します。血行不良などがあると、ふくらはぎなどの筋肉に十分な血液が届かず、筋肉の細胞が酸素やエネルギー、ミネラルをうまく受け取れなくなります。すると筋肉が興奮しやすくなり、ちょっとした刺激や寝返りなどをきっかけに、筋肉が急に強く収縮して痙攣を起こし、足がつった状態になります。

こむら返りのチェック方法

こむら返りのチェック方法についてまとめてみました。

アキレス腱の柔軟性チェック

膝を伸ばした状態で、足首を背屈(自分側に曲げる)させた時、90度までスムーズに曲がるかチェックしてください。曲がらない場合は、腓腹筋の過緊張が疑われます。

浮き指チェック

立った状態で、足の指の下に隙間がないかチェックしてください。指が浮いて地面に接地していない指があれば、ふくらはぎに過剰な負担がかかっています。

こむら返りに、なりやすいスポーツ、職業一覧

こむら返りに、なりやすいスポーツ、職業一覧についてまとめてみました。

こむら返りに、なりやすいスポーツ一覧

こむら返りに、なりやすいスポーツは、筋肉の疲労状態、および偏った動作を繰り返すスポーツで多く見られます。

サッカー、フットサル

常にストップ&ゴーを繰り返すスポーツは、ふくらはぎへの負荷が極めて高いです。

マラソン、長距離陸上

長時間の運動による脱水、電解質不足、および累積疲労のため起こりやすいです。

水泳

水中での冷えによる血流低下と、足首を伸ばす動作(底屈)の多用のため起こりやすいです。

テニス、バドミントン

急な切り返し動作が多く、ふくらはぎの筋肉が急激に収縮するため起こりやすいです。

こむら返りに、なりやすい職業一覧

こむら返りに、なりやすい職業は、「長時間の同じ姿勢」または「足への負担が継続する」環境にある職業で顕著です。

立ち仕事(販売員、飲食、美容師)

同じ姿勢で立ち続けることで、ふくらはぎのポンプ作用が働かず血流が滞るため起こりやすいです。

ドライバー、デスクワーカー

座ったままの状態が長く、股関節や膝裏が圧迫され、下半身の血流が悪化するため起こりやすいです。

医療、介護職

身体介助などで無理な体勢をとることが多く、筋肉への負担が大きいため起こりやすいです。

建設、現場作業員

重い荷物の運搬や、足場の悪い場所での動作により、筋肉疲労が蓄積しやすいため起こりやすいです。

営業、外回りの方

慣れない靴や革靴を履き、長距離を歩くことで足の裏からの衝撃が多いため起こりやすいです。

こむら返りを改善するために特に注目すべき筋肉

こむら返りは繰り返し発生しやすいため、「原因」の解消に注目すべきです。当院では、こむら返りそのものの治療はもちろんのこと、原因に対するアプローチにもこだわっています。ここでは、原因を解消するために特に注目すべき筋肉をまとめました。

こむら返りがなかなか治らないのは、筋肉は本のページのように層をなしていて触れる筋肉、触れない筋肉があるからです。

腓腹筋、ヒラメ筋、長母趾屈筋(触れる筋肉)

腓腹筋、ヒラメ筋、長母趾屈筋(触れる筋肉)は、ふくらはぎから続く表層の長い筋肉です。筋肉は本のページのように層をなしているのですがふくらはぎのこむら返りの痛みがもんでも、貼っても、塗っても治らないのは表層にこの筋肉があるからです。

後脛骨筋、長趾屈筋(触れない筋肉)

後脛骨筋、長趾屈筋(触れない筋肉)は、ふくらはぎから続く深層の長い筋肉です。

筋肉は本のページのように層をなしているのですがこむら返りの痛みがもんでも、貼っても、塗っても治らないのは深層にこの筋肉があるからです。なので、セルフケアでは限界があるんです。

※触れない筋肉は、「身体運動の機能解剖」(医道の日本社)を参照

当院がこむら返りを治療するために行っていること

当院がこむら返りを治療するために行っていることは電気療法と鍼治療です。何度もこむら返りを繰り返し、仕事やスポーツなどに支障をきたしている方は、ぜひ当院にお越しください。こむら返りを「繰り返してしまう原因」に対してアプローチし、繰り返すことのない体づくりをサポートします。具体的にどのような治療を行っているのか紹介します。

電気療法

当院が電気療法を行う目的は「鎮痛効果」と「筋肉の緊張緩和」と「筋力強化」です。

鎮痛効果

筋肉、靭帯、腱、関節、神経などの炎症を抑える目的で使用しています。

当院では、低周波、干渉波、立体動態波、超音波、微弱電流、ハイボルト電流などを使用しています。どうしてこんなにたくさんの種類の電気を完備しているのか。それにはちゃんとした理由があります。

その理由は、筋肉、靭帯、腱、関節、神経などの効かせたい場所に適切なタイミングで適切な出力の効果を届けるには、それぞれに適した形状があるからです。こむら返りのように、アプローチすべき組織が多岐に渡る場合に特に効果を発揮します。

アスリートゴリラ鍼灸接骨院の強みはこむら返りに特化した医療機器を使用しているのでどこに行っても治らなかった方は一度、お試しください。

当院は、医療機器メーカーの伊藤超短波とテクノリンクに電気療法の講師を依頼された経験があります。こむら返りの痛みを緩和させるための、医療機器を選択する知識や使いこなす技術が当院にはあります。

筋肉の緊張緩和

こむら返りを治すためには、ふくらはぎの筋肉の緊張を改善する必要があります。なぜなら、筋肉の緊張が取れないと筋肉が緩まないからです。

ふくらはぎを受傷すると、脳が「これ以上痛めないように!」と命令を出し、ふくらはぎ周辺の筋肉をガチガチに固めて緊張し短縮してしまいます。これを防御性筋収縮と呼びます。

しかし、世の中にはこむら返りが改善せずに困っている方がいます。それは治療が届いていないからです。筋肉は、本のページのように層をなしていて、通常では触れない筋肉が存在しているのです。※「触れる筋肉」「触れない筋肉」は「身体運動の機能解剖」(医道の日本社)参照

要するに、触れない筋肉に、上手くアプローチできればこむら返りの症状はコントロールできます。

なぜなら当院の電気治療の技術なら、触れない筋肉にアプローチできるからです。

筋力強化

ふくらはぎ周りを支えるために筋力を鍛える目的で使用しています。

いくら炎症を取り除いても、日常動作やスポーツに耐えられる強い筋力が無いと再発するからです。

こむら返りの方はふくらはぎが痛くて下肢の筋トレができません。なので、電気療法で炎症を取り除くのと同時に筋肉を電気療法で動かして筋力を強化していくことが必要です。

アスリートゴリラ鍼灸接骨院は、炎症を取り除くだけでなく「タフなふくらはぎ」を作ることも大事にしています。

鍼治療

当院の鍼治療の目的は「血流促進」です。

損傷した組織は血流が改善しないと修復に必要な栄養が届けられないからです。

「触れない筋肉(後脛骨筋、長趾屈筋)」に対して、当院の鍼技術だからこそ届かせることができます。

鍼治療は、血流を良くする科学的根拠が確立されています。

鍼治療による血流改善のメカニズムには筋肉の緊張緩和、血管の拡張、自律神経の調整、鎮痛物質の分泌、身体の自然治癒力活性化、酸素供給と老廃物除去があります。

筋肉の緊張緩和

固まった筋肉が血管を圧迫し血流を悪化させるが、鍼で筋肉がほぐれ血流が促進します。

血管の拡張

鍼刺激により血管拡張作用のあるCGRPなどの物質が増加し血管が広がります。

自律神経の調整

鍼刺激により副交感神経が活性化されリラックス状態になり血流が回復します。

鎮痛物質の分泌

鍼刺激によりエンドルフィンやセロトニンなどの鎮痛物質が分泌され血管が拡張されます。

身体の自然治癒力活性化

鍼刺激により身体の回復メカニズムを促進し血流の改善につながります。

酸素供給と老廃物除去

鍼刺激により血流改善し酸素供給が増え、老廃物排出が促進され疲労回復を促します。

こむら返りに関するよくある質問

こむら返りに関するよくある質問についてまとめてみました。

こむら返りと肉離れは同じですか?別物ですか?

まったくの別物です。こむら返りは「筋肉の痙攣」ですが、肉離れは「筋肉や筋膜の断裂(損傷)」です。あと、こむら返りは一過性で症状がすぐに治まるので別物です。

こむら返りと肉離れの見分け方はありますか?

痛みの持続性に注目してください。こむら返りは数分で落ち着きますが、肉離れは損傷のため、歩行時にも鋭い痛みが長く続きます。こむら返りには内出血が伴わないのも大事な見分け方です。

こむら返りで痛みが長く残るのはなぜですか?

こむら返りは普通は数分で落ち着きますがまれに痛みが長く残るのは、表面だけでなく「触れない深層の筋肉」まで緊張が残っているからです。放置すると血流障害が続きこむら返りを繰り返すのも痛みが長く残る理由です。

こむら返りの中でもどんなケースで接骨院に行くべきですか?

痛みが引かない、または頻繁に再発する場合は、ぜひお越しください。放置すると日常生活に支障が出ますので、 糖尿病や下肢静脈瘤などの神経、代謝異常などの病気や一部の薬の副作用の関与がなければ、当院のようなこむら返りの知見が豊富な接骨院に行くことをおすすめします。

こむら返りで接骨院に行くのに少しためらいがあります。行っても大丈夫ですか?

もちろん大丈夫です。なぜなら接骨院は、「痛いから行く」だけでなく原因を見極めて「繰り返さない体を作る」場所ですので、お気軽にご相談ください。 あなたは、病院に行っても治らないので、この記事を読んでいるのですから。

スポーツ障害にお困りではありませんか?
足立区のアスリートゴリラ鍼灸接骨院があなたの最大のパフォーマンスを引き出します。

あなたは、大事な試合を控えているのにも関わらず、スポーツ障害によって十分なパフォーマンスを発揮できずに悩んでいませんか?もしくは、病院に行っても安静を指示されるだけで、一向に回復の兆しが見えずにお困りではありませんか?

アスリートゴリラ鍼灸接骨院は、東京都足立区に開業して約20年の鍼灸接骨院です。
これまでに1万2,000人以上もの方々に施術を提供し、オリンピックで活躍するようなスポーツ選手、部活動に励む学生、主婦、ビジネスパーソンなど、多くの人たちの身体の悩みを救ってきました。

当院のノウハウは、多くのメディアで認められ、今では20冊以上を出版し、雑誌や新聞などの200以上の媒体に取り上げられ、テレビ出演や取材依頼、講演依頼など、多方面から引っ張りだこの状態です。

東京都足立区で身体の痛みにお困りなら、アスリートゴリラ鍼灸接骨院にお任せください。
運動機能評論家の私が、あなたの最大限のパフォーマンスを発揮するお手伝いをいたします。

当院へのご相談はこちらから
高林 孝光
執筆者 高林 孝光

アスリートゴリラ鍼灸接骨院院長。1978年東京都生まれ。
はり師・きゅう師・柔道整復師の資格をもつ。「痛みには必ず原因がある」の治療理念のもと、延べ10万人以上を施術。バレーボールのJOCジュニアオリンピックカップ東京代表トレーナー、車椅子ソフトボール日本代表のチーフトレーナーを務めるなど多くのアスリートの治療実績をもつ。アスリートに最大限のパフォーマンスを発揮させる「運動機能評論家」。体調に不安を抱える人のほとんどがしゃがんだ時にかかとが浮いてしまう「かかと浮き現象」を日本で初めて発見。雪印メグミルクの「かんたん骨(コツ)体操」の考案・指導者。産経新聞「サクラス」の健康情報の連載記事監修。よみうりカルチャー北千住講師。主な著書に「しゃがめない人は不健康になる」(自由国民社)、「足が速くなる解剖図鑑」(エクスナレッジ)、「身長は伸びる」(自由国民社)などがある。

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